第一義的特性とは、他と区別される特徴的長所、美点、得意面等を意味し、人にはそれぞれ生来その人に固有の”個性”が賦与されています。

「三つ子の魂百まで」や「栴檀は二葉より芳し」の格言にあるように、初等、中等教育の段階までは生得的性格、資質、天賦の才等を指して言うことが多いのです。

都築学園では、高等教育の段階においては、さらに進化し、”個性”すなわち”専門性”として、より高度化、社会的、学問的な専門領域や専門分野を「個性」として位置づけています。

専門性に集中、特化する教育を基本とし、高度専門職、そして天職として自己の人生の社会的使命を自覚することを目指しとともに、さらには、”個性”の持つ独自性のみが可能とする独創性、独創力に最も高い価値を置いています。

「個性の伸展による人生練磨」は学校教育のみに終わることなく、生涯を通して自己実現を達成していく建学の精神です。

 

60周年を迎えた都築学園グループは「個性の伸展による人生練磨」をグローバル化に対応させていきます。グローバル化の流れの中では、個人だけではなく、地域や国、企業などの個性の伸展が求められています。

幸いなことに我が国には、これまでの長い歴史の中で、それぞれの地域に、そこにしかない独特の歴史や文化が育まれ、競争力を持った”個性”が存在します。

国際競争の中で、国や企業の特色は何か、売りは何か、強みは何か - ”個性” - を深堀りすることが大切であり、それらの唯一無二の”個性”を進展させるため、これまでよりも一層、都築学園グループの各学校が所属する地域社会との連携の強化を行うとともに、インキュベーション、ベンチャー企業の支援を通じて次世代の日本を担う”個性”の伸展も実現していきます。