日本経済大学 イングリッシュガーデン 環境保全功労者知事表彰を受賞
2023.06.02
英国式庭園「TG Rose Garden」を運営する日本経済大学(所在地:福岡県太宰府市、学長:都築 明寿香)が、令和5年度福岡県の「環境保全功労者知事表彰」を受賞しました。
6月2日(金)に表彰式が行われました。
福岡県の環境保全功労者知事表彰及び循環型社会形成推進功労者知事表彰は、環境保全や循環型社会形成の活動を自主的、積極的に推進し、その成果が特に顕著である個人や団体及び企業を表彰するもので、毎年実施されています。
本学のTG Rose Gardenは、約10万㎡の広大な庭園で、季節ごとの草花のほか、野生動物や野鳥、魚や昆虫など多種多様な生物を観察することができます。地元の幼稚園・保育園児の自然遊びや、小学生〜高校生の生物多様性・SDGs学習授業に活用され、自然と触れ合う機会の提供を通じて、市民の環境保全意識の向上に貢献していることから、今回の受賞となりました。
またTG Rose Gardenは、昨年、令和4年度環境省「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰も受賞しています。
「TG Rose Garden」概要
1996(平成8)年開園。1998年には、英国Oxford・Cambridge大学との長年にわたる「日英学術文化交流締結記念庭園」として記念式典を催しました。通年を通して一般公開しており、地元市民や観光客が見学に訪れています。英国からガーデナーを招いて造園した広さ約10万㎡のイングリッシュガーデンは国内最大規模。森の自然な形を生かした造りが特徴で、5月はバラ、6月はアジサイ、7月はスイレン・ハナショウブ、8月はハス、秋の紅葉、秋のバラなど四季折々の草花を楽しめます。ガーデン中央に位置する池(約2万㎡)は、もとは水田用の貯水池で、雨水を活用した資源循環型システムを導入しています。3段構成になっており、上部のアシやキショウブ、中部のハスやスイレンを経て、浄化された水が下部の池に流れ込む仕組み。鯰や錦鯉、亀、海老が生息。コブハクチョウのつがいが飼育されており、年1回自然産卵しています。
冬季にはマガモやオシドリなど約100匹の渡り鳥が飛来。万葉集にも詠まれているフジバカマ(藤袴)も植生し、フジバカマを好むアサギマダラ蝶も飛来するなど、昆虫類は50種類以上を確認。園内の森には野生のタヌキやイタチ類が生息。地元の小中高生による生物多様性学習の環境体験授業に利用されており、通年で親子や地元の幼稚園保育園児が自然遊びを通して虫や草花に触れ合う機会を提供しています。
リンデンホールスクール中高学部も「循環型社会形成推進功労者表彰」を受賞
今回、リンデンホールスクール中高学部も循環型社会形成推進功労者表彰を受賞しました。
リンデンホールスクール中高学部は、13年間継続して古着のリサイクルに関する取り組みを行っており、県下の民間企業等の協力のもと、ポリエステル製古着をリサイクルしたサスティナブルな生地を用いて、自分達の体操服を作る「SDGs服育プロジェクト」を推進していることなどが認められ、今回の受賞となりました。